ご挨拶

財団法人 日本相撲連盟

会長 吉田清治

第7回全国都道府県中学生相撲選手権大会が、本年も相撲の殿堂「国技館」において開催されますことを心からお慶び申し上げます。

ご承知のように相撲は、わが民族が永年に亘り慈しみ育ててきた貴重な文化遺産であります。この遺産の他に類例のない特質は、身に寸鉄を帯びず正々堂々真正面の相手と対時して勝敗を決するところにあり、礼儀・正義・公正といった考え方がその基本をなしております。

体を鍛え技を磨くと同時に心の鍛練をも重要視する相撲は、心身ともに発達期を迎える中学生諸君にとって、真に自己を養い人格の完成をめざす上で、極めて適正度の高いスポーツであると確信しております。相撲を通じて培った不撓不屈の精神と強靱な肉体は、きっと将来、社会における活躍の場で花開くことと思います。

本日郷土の栄誉を担って大会に出場する選手諸君は、一切の邪念を捨て、礼儀正しく正義と公正の理念を帯して、正々堂々悔いなぎ戦いを進めてください。それが諸君に声援を送る沢山のお客様や本大会の運営を支えてくださる役員・関係者のみなさんの心からの願いであると信じてやみません。

終わりに臨み、本大会の開催にご支援ご協力を賜りました（財）日本相撲協会、（財）日本船舶振興会をはじめ関係各位に心より謝意を表し大会の成功とますますの発展を祈念申し上げてご挨拶といたします。

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